甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌する頚部にある蝶のような形をした臓器です。甲状腺ホルモンは体の代謝を促進する働きがあるため、多くても少なくても症状が出ます。
甲状腺の病気は頻度が高く特に女性では１０人に１人が甲状腺疾患を有するといわれています。
甲状腺機能低下症では体のだるさ・体重増加・皮膚の乾燥・寒さに弱い・便秘など、甲状腺機能亢進症では動悸・不整脈・発汗・暑さに弱い・体重減少・手のふるえなどの症状がでます。
また若い女性では月経異常や不妊、流産の原因であったり、高齢者では難聴や認知症が進んだり、便秘や皮膚の乾燥など、単なる加齢の変化と紛らわしいことがあり、見落とされていることも多いです。したがって、これらの症状については積極的に甲状腺の病気を疑わないと診断できません。
当院は上伊那地域で2施設しかない日本甲状腺学会専門医の在籍する施設ですので、院内での甲状腺疾患の治療が可能です。
